この全然違う数字は適当な推測にかけ算をしただけ。

LNTでは集団線量を計算して、それに死亡確率をかけると、死者数がでるという話でした。ところが、個々人の外部被曝を実測するにはモニタがいる。モニタを付けていた人は、リクビダートル、もしくはリキデーター、つまりチェルノブイリを掃除していた人たちだけ。残りの人となると、外部被曝は、推定するしかない。内部被爆は、もっと困る。半減期の長いγ線を出す核種ならホールボディカウンタで測る事はできるが、α崩壊やβ崩壊だけの核種だと、体外にでてきた糞便、小便や、血液から測定するなど、大変な作業になる。それを上記の最小のカテゴリの60万人でするだけでも、不可能に近い。短半減期ヨウ素131など、排泄されたり、崩壊してしまっていればもうどうしようもない。全世界などはなから無理な話。こういう理由で、被爆線量は推測するしかない。