今回の事故での飛散の量は少ない。

さらに、このプルトニウムですが、事故前に様々な地域で土壌中のプルトニウムが測定されています。

出典:文部科学省による、プルトニウム、ストロンチウムの 核種分析の結果について 2011年9月30日
まず、これをみると、プルトニウム238の値は低く、人間に対する危険としてはプルトニウム239+240だけに注目すれば良いことがわかります。また、プルトニウム239+240は0-250Bq/m2程度に分布し、平均値は17.8Bq/m2であることが分かります。つまり、

福島でのプルトニウム飛散は、事故前に確認されていた平均的な地球規模のプルトニウムの飛散よりも低い。だから、今回のプルトニウムの飛散で、人間の健康に影響はない。

これが私の説明したかったことの2番目です。