cut and run

続・「印象操作」って何? - finalventの日記

日本語の文脈で印象操作というのは、何をいっているのか今ひとつ不明ですが、今回の富田メモの場合は、『誰か別の人の発言をあたかも陛下の発言であるように印象づける』という意味だと思います。それなら、これは印象操作ではなくて、捏造と呼んだ方が適切です。確かに、『私の心』が『侍従長の心』であれば、大分雰囲気は違います。

米国の場合は、言葉本来の意味での印象操作が政治の本道です。
最近の例ではRoveの『cut and run』が有名です。Roveは『Democrats are wrong, and they are fundamentally wrong. When things get difficut, when things get tough, they cut and run』(私の記憶による)と言っていました。要するに、民主党は、状況がきつくなると『いち抜けた』をやる、といいます。共和党のスローガンは『stay the course』です。

要するに、状況をどう認識するのか、分かりやすい言葉でしゃべることに始まり、それに尽きるのです。
その言葉が、政治的に色がついている時は、partisanと呼びます。