久しぶりの妄想記事

少し前に書いたものです。

http://www.nytimes.com/2006/06/11/world/asia/11tokyo.html

June 11, 2006
Japan's Conservatives Push Prewar 'Virtues' in Schools
By NORIMITSU ONISHI

例によって例のごとくのノリミツ・オオニシですが、記事の内容を一行で要約すれば、日本で『戦前の軍国主義を復活させようとするウヨク石原都知事以下の政治家が学校で抑圧的な古色蒼然たる倫理を注入しようとしている』ということです。

私はこの記事の書いている事実関係はどうでもよいのではないか、と思います。実際、ノリミツ・オオニシ本人も事実を客観的に評価することなどどうでもよいと考えているんじゃないかと思います。それがやはり、同じニューヨーク・タイムズの記者であるニコラス・クリストフとの違いでしょう。クリストフの書いている、天安門事件の報告などをみると、情熱と、自ら事実確認を行う誠実さにあふれています。しかし、ノリミツ・オオニシの言いたいことは本人の前提のなかにしかなく、主張もその前提のみにありますから、『ノリミツ・オオニシの前提としているもの』のみがノリミツ・オオニシの記事では大事なことになります。その、記事を書く前から結論づけている枠組みはなにか、ということを考えます。

ところで、桜井さんの主張するあの『ニセ日系人』というのは本当の話なのでしょうか?
具体論は後ほど。