チェルノブイリでのセシウムの汚染はどうなったのか。

現時点で3月15日の大放出から約二ヶ月弱、半減期8日のヨウ素131はほとんど崩壊してしまっている。従って残りは、半減期の比較的長いセシウム134(2年)とセシウム137(30年)になる。チェルノブイリ事故の結果、3700平方キロは現在でも立ち入り禁止となっている。これは日本の国土37万平方キロの1%。この地域はだいたい、セシウム137が、

40Ci/km2=1480kBq/m2の地域(3100平方キロ)

に相当する。このような広大な地域の除染は実際上不可能なので、放置するしかない。