おまけ。

小児白血病の論文のKaatschは1998年の論文(Cancer Census and Control 9;529, 1998)で、原発の5キロ以内の小児白血病の増加は有意でない、という論文を出しています。この時は、該当する患者総数12人、そのうち4人はクルーメル原発のそばの患者集団です。クルーメル原発を除けばそもそも増えていないとも言っています。この時は患者の範囲は1991年から1995年に小児白血病と診断された人です。手法は同じ、対照を選ぶ、ケースコントロール研究です。1980年から1990年の患者を入れないと、『増えている』という結論はでないわけですね。