ヨウ素131は甲状腺癌をひきおこす。

原発事故によると明確に分かっているのは、ヨウ素131による小児甲状腺癌の増加だけ。もともと15歳以下である小児甲状腺癌は非常に少ない。(事故前1/1000万人/年。15歳以上の甲状腺癌なら1/10万人/年。)その小児甲状腺癌が事故10年では1/20万人/年になった。(15歳以上の甲状腺癌は1/2万人/年になった。)チェルノブイリ事故のベラルーシの場合、汚染地域が集中しているから、高汚染地域では1/1万人/年、くらいと考えて良いと思う。患者が1000倍にもなれば、問題なく因果関係は示される。(数字はチェルノブイリの今中報告、ベラルースの例による)