オッヅ比を検算する。
距離を輪切りしている方は論文に載っている数字だけで計算できるので、私が検算すると、5キロ以下のところは、2.11になります。論文での値は少しずつ高くなっているのですが、理由は分かりません。
このデータを見ると、小児白血病患者の住んでいる地域の偏りがあるところは、5キロ以下のところだけです。5キロを越えると小児白血病の患者はほぼ同じか、減っているくらいです。従って、この5キロのところの37人の患者集団*1がオッヅ比を押し上げている。
実は、この集団を入れると、他の領域の患者556人がが対照と全く同じでも同じ結論がでます。距離によりだんだんオッヅが小さくなるのではなくて、ホットスポットが原発のそばにある。つまり、この論文のデータは37人の患者の集団が原発5キロ以内にあると言っているのと同じ事です。