『癌が増える』のは小児白血病の患者集団をまぜたから。


それで、表3に載っている結果をみると、全癌では、距離に従って癌が増えるというモデルで有意差があるが、その癌の分類をみると、実は白血病でしか有意でない。小児白血病以外の癌患者は有意ではないし、そもそも中枢神経の腫瘍は原発のそばに寄ると減っている(減っているのが有意かどうかはこのデータでは分からない)。おまけに、原発の運転期間の前半と後半に分けると、有意なのは前半だけで、後半は有意ではない。
 以上をまとめると、この全ての有意差の源泉は、原発運転期間の前半のそれも、小児白血病にのみによります。