計算モデルを変えても、有意差が小児白血病に由来することは同じ。

表4。

左半分の拡大。

右半分の拡大。

 この状況は、計算モデルを変えた場合でも同じ。結局、小児白血病のみ差があります。以前にKaatsch, 2008の所でも書いたように、この小児白血病が有意になる理由は、いくつかの小児白血病の集団があって、その30数人の患者が原発のそばに住んでいるから。小児がん原発の近傍に多いといっているが、これは、患者に対応する対照の子供を探すというケースコントロール研究だから、この5キロ以内のところで、この少人数の小児白血病の患者集団がいることで差が出てしまえば、あとは全てにおいて全く同じ癌の発生頻度であっても同じ結論になることになる。