原発一般では、小児白血病は増えていない。

原発一般で小児白血病が増えているかどうかを知るのには、レビューを調べるのが簡単です。私が良いと思うのは、Laurier, Radiat Prot Dosimetry 132:182, 2008です。この論文は、2008年の時点でpubmedに載っている関連論文を全部集めてその分析をしています。
この論文の要旨では、

The review confirms that some clusters of childhood leukaemia cases exist locally. However, results based on multi-site studies around nuclear installations do not indicate an increased risk globally.
このレビューでは、小児白血病の患者集団が特定の場所で存在することを確認した。しかし、多数の各施設を対照にした研究では、全般的な白血病のリスクの上昇は認められない。

これにつきます。